松坂“憧れの存在”逮捕に絶句…忘れられない02年に浴びた特大弾

[ 2016年2月4日 07:47 ]

清原容疑者について複雑な胸中を吐露した松坂

清原和博容疑者 覚せい剤取締法違反で逮捕

 ソフトバンクの松坂は憧れだった清原容疑者の逮捕に表情を曇らせた。2日の就寝前にニュース速報で知り「びっくりして声が出なかった。ぼうぜんとしました」。西武時代に同じユニホームを着てプレーすることはなかったが、忘れられないシーンがある。巨人と対戦した02年の日本シリーズ第1戦。東京ドームの看板に直撃する特大弾を浴び「一生忘れられない」と思い出をたどった。

 04年の2000安打達成の際にはグラブを贈った。最後に会ったのは清原容疑者がオリックスに在籍し、対戦した06年だったという。今年1月12日には同容疑者が「松坂大輔」と題したブログの中で「昨日、マウンドに立つ野茂投手を見ながら松坂大輔がヤフードーム(ヤフオクドーム)満員の中で投げる姿を想像してました」とつづっていた。右肩手術から完全復活を期す松坂へのエールだった。

 「僕らは清原さんに憧れてずっと野球をやってきた。憧れは消えることなく自分の中にあるものなので…何と言っていいのか分からない。いろんな気持ちはあるんですけど、どう言っていいのか…」。その背中を追い続け、励ましてもくれたヒーローの逮捕劇に言葉を失っていた。

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2016年2月4日のニュース