豊田大谷元野球部監督に罰金 部員への暴行罪

[ 2015年10月21日 13:44 ]

 指導する野球部の部員を殴ったなどとして、暴行罪に問われた私立豊田大谷高(愛知県豊田市)の元監督に名古屋地裁岡崎支部(近道暁郎裁判長)は21日、罰金2万円(求刑罰金20万円)の判決を言い渡した。

 検察側は論告で「体調を崩し指示に従えなかった部員に暴力をふるっており、懲戒として許される限度を超えていた」と指摘。弁護側は最終弁論で「反抗的な態度を取った部員への適切な指導であり、違法性はなかった」と無罪主張していた。

 起訴状によると、川上被告は野球部監督だった2013年7月19日、学校グラウンドで練習中、1年生の男子部員の顔を数回殴ったり、腹部を蹴ったりしたとしている。

 豊田大谷高は1997年と98年の全国高校野球選手権に県代表として出場。川上被告は98年の主力選手で、12年夏から監督を務め、起訴後に諭旨免職となった。

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2015年10月21日のニュース