再建へ金本新監督とタッグ!掛布氏2軍監督就任、28年ぶり縦じま

[ 2015年10月21日 05:30 ]

金本知憲氏(左)と言葉をかわす掛布雅之DC=14年2月

 阪神の掛布雅之球団本部付育成&打撃コーディネーター(DC=60)が来季から2軍監督に就任することが20日、分かった。ミスタータイガースは1988年の現役引退以来、28年ぶりに縦じまのユニホームに袖を通し、金本知憲新監督(47)とともに猛虎再建を目指す。

 88年の現役引退以来、一度も縦じまのユニホームを着る機会に恵まれなかったミスタータイガースが、正真正銘の指導者として現場復帰を果たす。関係者の話を総合すると、掛布2軍監督の誕生には金本新監督の強い意向が反映されており、球団幹部は「金本監督は以前から、“掛布さんとは(野球観が)合う”と言っていた」と語った。

 掛布DCは野球評論家として活動し、13年10月に同職に就任。千葉の同郷で今年9月23日に脳出血のため死去した中村勝広GM(享年66)が球団との橋渡し役となり、ユニホームを着ないアドバイザー的な立場で古巣に復帰した。主に2軍の若手野手の育成を任され、卓越した打撃技術論で指導。伊藤隼を筆頭に、北條、横田、中谷らが力を付けつつあり、秋と春のキャンプでは1軍の主力選手やベテランにも的確な助言を送っていた。

 球団ではその手腕を高く評価。今シーズン中から掛布DCの処遇について話し合われ球団幹部は「今後も継続して若手を指導していただきたい」と語っていた。9月中にはDCとしての来季残留が内定し、金本監督誕生で職務が変更。新指揮官は19日の就任会見で「監督、コーチ、選手、1軍、2軍、フロントも全部が一つになって、結束力のある戦う集団をつくっていきたい」と抱負を語っていたが、05年以来、10年も優勝から遠ざかるチームを立て直すため、掛布DCは2軍の現場トップを任された。

 鉄人とミスタータイガースが夢の最強タッグ。現役時代にはともに4番を務め、甲子園を沸かせた同じ左のスラッガーが1、2軍を指揮し、猛虎再建に乗り出す。

 ◆掛布 雅之(かけふ・まさゆき)1955年(昭30)5月9日、千葉県生まれの60歳。習志野で2年夏の甲子園に出場し、73年にドラフト6位で阪神入団。79年に48本で本塁打王を獲得。85年には40本塁打を放ち、3番・バース、5番・岡田とのクリーンアップで日本一に導いた。通算1625試合で打率.292、1656安打、349本塁打、1019打点。本塁打王3度、打点王1度、最多出塁2度。ベストナイン7度、ゴールデングラブ賞6度受賞。右投げ左打ち。

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