金本新監督が初訓示、チーム改革へ鳥谷に「変われ」指令

[ 2015年10月21日 05:30 ]

 阪神・金本知憲新監督(47)が20日に始動した。就任後初めて甲子園球場クラブハウスを訪問。選手たちに就任をあいさつし、再建へ向けた指針を示した。

 「とにかく選手たちには厳しくとは言った。でも、明るくもするとも」

 訓示は報道陣には非公開ながら、前日19日の就任会見でテーマとして掲げた「厳しく、明るく!」の方針を伝えた。監督として初号令。より強調したのは「厳しく」の要素かもしれない。「嫌われ者になってもいい。だから言うときは言う」。緊張の糸が張り詰めた空気に選手たちの目つきは変わっていたという。

 訓示の後には藤浪や福留ら主力選手を中心に個別面談も実施。中でも主力選手で和田前監督が率いた今季までの4年間、主将を務めてきた鳥谷に一段と強い言葉をかけたことを明かした。

 「一番(変わって欲しいのは)は鳥谷。『おまえが変わらないと、チームが変わらない』と言った。『数字も実績もすべて。やってきた年数と年齢を考えたときに物足りなさ過ぎる』と。あの数字(今季は打率・281、6本塁打、42打点)だから、僕も打撃を見る。彼も、その気になってくれた」

 現役当時から時に厳しい助言を送り、評論家として見守った3年間でも「もっとできるはず」と奮起をうながしたこともあった。中心選手としての行動や態度だけでなく目に見える成績向上を求め、自ら打撃指導する考えも伝えた。

 熱いメッセージを受けた鳥谷は「まだ(金本監督の)実感はない。グラウンドでどうかという感じだと思う」と多くは語らなくても、思いは伝った。選手以外にも球団関係者との意見交換に努めるなど約5時間も滞在。精力的な初日だった。(山本 浩之)

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