2選手関与でどよめき 宮本氏「重く受け止める」

[ 2015年10月21日 13:09 ]

 野球賭博に関与した巨人選手が3人に拡大―。東京都内の日本野球機構(NPB)で21日に開かれた調査委員会の緊急会見には、報道陣約50人が詰めかけた。張り詰めた空気の中、調査結果の資料が配られ、新たに笠原将生、松本竜也両投手の野球賭博への関与が明らかになると、衝撃の内容にどよめきが起こった。

 調査委の大鶴基成委員長には矢継ぎ早に質問が飛んだ。他球団への広がりについて現状では確認されていないとされたが、元ヤクルトの宮本慎也調査委員は神妙な表情で「ジャイアンツだけの問題ではなく、重く受け止めている。再発防止のため、調査委員長をはじめ、みなさんと一緒に考えて、やっていかなければいけない」と小さな声で語った。

 調査委の発表後に記者会見した熊崎勝彦コミッショナーは「返す返すも残念」と厳しい表情を浮かべた。プロ野球界最大のイベントである日本シリーズを前にしての事態の悪化。「文化的な公共財であるプロ野球の健全な発展のために全力を挙げる。各球団でも限りない緊張感を持って対応してほしい」と語った。

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