この上なくリアルな“仮想ドラフト”重複指名は2球団×3人だけ

[ 2015年10月21日 12:45 ]

「極私的プロ野球ドラフト会議2015」で、西武がオコエを指名すると会場は沸き立った

 ドラフト情報に強い野球雑誌「野球太郎」が主催する「極私的プロ野球ドラフト会議2015」がこのほど行われ、本番さながらの熱気あふれる“仮想ドラフト”となった。

 各球団のファンが「スカウト部長」に成り代わったちょっぴり早いドラフト会議。ファンが選ぶと言っても、なかなかどうして現実的な指名が多い。それもそのはず、単に好きな選手を指名しているわけではなく、現状の戦力に加え数年後まで見据え、しっかり根拠を説明したうえで金の卵を選んでいるのだ。

 今年は目玉的な選手がいるわけではなく「本命なきドラフト」などと表現されることもあるが、“仮想ドラフト”でも2球団重複が3人、6球団は重複なしと、現実的に起こりそうな事態となった。重複指名となったのは県岐阜商・高橋純平投手(DeNA、中日)、関東第一・オコエ瑠偉外野手(西武、ヤクルト)、東海大相模・小笠原慎之介投手(阪神、巨人)。くじを当てたのはそれぞれDeNA、ヤクルト、巨人。このくじの勝敗が本番にも反映されるかどうか注目だ。

 1位に限らず、2位以下でも各球団のカラーにあった「らしい」指名が続出する。7位までの指名で“時間切れ”となり、指名人数はトータル83人。アマスカウトのおめがねに叶った選手たちが、本番では何人指名されることになるのか。全指名選手一覧を始め、イベントの詳細は11月28日発売予定の「野球太郎No.017 2015ドラフト総決算&2016大展望号」に掲載される。

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2015年10月21日のニュース