負傷者続出、吉見抹消も…谷繁監督「その中に自分もいるけど」

[ 2015年5月31日 05:30 ]

<日・中>3回で緊急降板した吉見

交流戦 中日2-4日本ハム

(5月30日 札幌D)
 踏んだり蹴ったりだ。大谷との「無敗対決」を優勢に進めていた中日先発の吉見が2―0の3回、右肘の張りを訴え、わずか48球で緊急降板を強いられた。救援陣が小刻みに失点して逆転されると、尻上がりに調子を上げた大谷に終わってみれば13三振を奪われた。

 試合後、吉見は降板理由を体の異変かと聞かれ「まあ、そういうことですね」とだけ話した。谷繁兼任監督は「ちょっと肘に張りがあるということ」と説明。2回に和田、3回にはルナの適時打で難敵相手に2点を先行していただけに安定感抜群の右腕の早すぎる降板が痛かった。吉見の今後について指揮官は「その後(状況を)聞いていないからわからない」と明言を避け、出場登録抹消の可能性もある。

 26日にナニータが腰痛で、27日には平田が左股関節痛で離脱。29日には指揮官自身もぎっくり腰のため、兼任監督就任後初めて出場選手登録を抹消された。負傷者続出に「連鎖反応的にいろいろ出てくる。その中に自分もいるけど。ケガしたのはしょうがないし、1日でも早く治すしかない」と渋い表情だった。

続きを表示

野球の2015年5月31日のニュース