阪神 来季構想は二塁・西岡&三塁・中島 残留交渉と獲得調査継続へ

[ 2014年9月1日 05:35 ]

中島(左)と西岡

 阪神が、今季で2年契約が満了する西岡剛内野手(30)と残留交渉する方針を固めていることが31日、分かった。今季は12試合の出場だが、チーム内での存在感を高評価。並行して、大リーグ、アスレチックス傘下マイナー所属の中島裕之内野手(32)の獲得調査も進めている。この日のヤクルト戦は2―4で惜敗。巨人との差をなかなか詰められないが、続投の基本方針が明らかになった和田監督の4年目へ向け準備は着々だ。

 優勝するためには、欠かせない戦力だ。3月30日の巨人戦(東京ドーム)で左右第一肋骨骨折などで今季こそ出場12試合にとどまっているが、西岡が残してきた実績と存在感は色あせるものではない。今季、あと1日の1軍登録日数で国内フリーエージェント(FA)権を取得する背番号7を流出させるな! 球団首脳の言葉も熱を帯びる。

 「当然、来年も戦力として考えている。今年はケガのこともあったけど、昨年はしっかりと成績を残したし、今までのチームにはない新しいものを持ってきてくれた」

 3年ぶりに日本球界へ復帰した昨季は122試合出場、打率・290、4本塁打、44打点。闘志あふれるプレーを持ち味に、切り込み隊長として猛虎をけん引した。負けた時ほど熱い言葉でチームを鼓舞。前年5位に低迷したチームに「覇気」を注入し、2位躍進の原動力となってみせた。そんなグラウンド内外での働きは、まさに新風を吹き込むものだった。ロッテで2度の日本一に立ったリーダーシップは、来季も必要な「戦力」だ。

 「年齢的にも、まだまだ若いし、体さえ万全になれば、来年もやってくれると期待している」

 球団首脳が「期待」の言葉を継いだように、まだ30歳。これからが、選手として脂が乗ってくる時期だ。10年にはキャリアハイの打率・346を叩き出し、首位打者を獲得。本来、それだけの実力は持ち合わせている。加えて、メジャーに挑戦した2年間で不遇の期間も味わっており、精神面も強じん。その心身両面をもってすれば、まだまだやれる。別の球団幹部も「来季も必要戦力として、交渉を進めていく方針」と話した。

 球団は来季の戦力補強の一環として、米大リーグのアスレチックス傘下マイナーでプレーしている中島の獲得調査を水面下で進めている。基本的に今季も固定しきれなかった三塁手として構想。二塁が定位置の西岡とはポジションがかぶることもない。「西岡残留」と「中島調査」は、戦略的には並行可能だ。

 6月下旬にいったん1軍復帰した西岡は、7月下旬に背中の張りを訴えて再び戦線離脱を余儀なくされた。現在は2軍で1軍復帰へ向けたリハビリに励み、9月上旬にも2軍戦に出場するところまで回復。本人は今季中の1軍復帰に、強い意欲を示している。今の阪神には、不屈の闘志の持ち主が必要だ。

 ≪阪神・西岡のこれまで≫

 ★復活の場所 12年11月20日、ツインズを自由契約となり、阪神に2年総額4億円プラス出来高(推定)で入団。自身の復活のため「もう一度プレッシャーをかけられる球団」を選択。

 ★グラティ流行 13年シーズン、得点時にベンチ前で空へ向かって3本指を掲げるポーズを考案。チーム内で大流行した。8月26日には関本と共に会見を開き、「感謝」の造語「グラティ」と命名。「ファンの声援にポーズでお返ししたかった」。

 ★2年目開幕直後に大ケガ 14年3月30日、巨人戦の守備で福留と激しく交錯。ファンの「頑張れ、頑張れ、西岡!」コールのなか救急車で搬送された。鼻骨骨折、左右第一ろっ骨骨折などの診断で4月1日に登録を抹消。病院から「早くグラウンドでファンのみなさんに恩返しがしたい」と熱い思いを発信した。

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