ライアン 完全復活7勝 骨折した4・18以来の甲子園で「感謝して」

[ 2014年9月1日 05:30 ]

<神・ヤ>7回2死一、三塁、関本(右)を空振り三振に仕留めて雄叫びを上げる小川

セ・リーグ ヤクルト4-2阪神

(8月31日 甲子園)
 悪夢を見た甲子園で、ヤクルト・小川が完全復活を印象付けた。8回1失点で7勝目。「いろいろな経験ができたこと、試練を与えてくれたこと、また甲子園に戻ってこられたことに感謝して一球一球、必死に投げました」と振り返った。

 4月18日。鳥谷の強烈な打球を右手に受けて骨折し、約3カ月間戦列を離れた。その日以来の阪神戦、舞台も同じ甲子園だった。この日、因縁の鳥谷に対して4打数無安打2三振と完璧な投球。「やり返すというより、(再び投げられる)感謝の気持ちでぶつかっていった」と言う。復帰後は黒星が先行していたが、9三振を奪う力投で2連勝。新人だった昨季に最多勝に輝いた2年目右腕は、2年連続2桁勝利を視界に捉えて「残り試合は全部勝つつもりでいきたい」と力強く言った。

 ▼ヤクルト・バレンティン(左アキレス腱痛で2戦連続先発落ちも6回2死満塁から代打で押し出し四球)みんなに「泥棒打点」と言われたよ。(先発復帰は)まだ分からない。

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