健大高崎・脇本 足攻けん引だ!甲子園3番→1番でかき回す

[ 2014年9月1日 05:30 ]

ティー打撃に励む脇本

第10回U―18アジア野球選手権

 第10回U―18(18歳以下)アジア野球選手権(バンコク)が、1日に開幕する。高校日本代表は31日、メーン球場となるクイーン・シリキット球場で1時間30分の公式練習に臨み、フリー打撃などで調整した。今秋ドラフト候補に挙がる高崎健康福祉大高崎の脇本直人外野手(3年)は、初戦のフィリピン戦でリードオフマンとしてチームを勢いづけることを誓った。

 リードオフマンが、日本に流れを呼び込む。赤土のグラウンドの感触を確かめた脇本は「走りやすい。(盗塁は)行く自信はある」と、言い切った。今夏甲子園で6盗塁をマークするなど、国際舞台でも50メートル6秒1の俊足を生かすつもりだ。

 高崎健康福祉大高崎では3番に座っていたが、日本代表では1番で起用される。「初回に先頭打者として塁に出て勢いに乗せたい」と、チャンスメークに徹する。今春から取り組むノーステップ打法は目線のブレが少ないため、初対戦となる投手にも対応しやすい利点もある。この日のフリー打撃でもシャープなスイングを繰り返した。

 上位打線がチャンスをつくれば高校通算73本塁打を誇る4番・岡本(智弁学園)が還す。両翼90メートルにも満たない狭い球場だが「ホームランは狙わない。チーム打撃ができればいい」。代表18人それぞれが役割に徹すれば、大会2連覇が見えてくる。

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2014年9月1日のニュース