キヨシ熱いぜ!14年ぶり月間14勝 桑原頭部死球で燃えた

[ 2014年9月1日 05:30 ]

<D・巨>7回1死一塁、桑原は頭部に死球を受ける

セ・リーグ DeNA5-3巨人

(8月31日 横浜)
 「熱いぜ」のスローガンは2年前。もっと古いぜ、14年ぶりの月間14勝。運も味方に、巨人から2夜連続の逆転勝利を奪ったDeNA・中畑監督は興奮を抑えきれずまくし立てた。

 「全てが味方したというか、まともな当たりは一つもないけど、気持ちが乗り移ったようなタイムリーが続いたね」

 アクシデントでナインのハートに火が付いた。1点を追う7回だ。1死一塁から前夜、延長10回にサヨナラ打を放った桑原が頭部死球を受けてこん倒。担架で運ばれ、球場は静まりかえった。一、二塁となり、代打・後藤の打球はワンバウンドで三塁線へ。最悪、併殺かと思われた平凡な打球はベースの角に当たり、村田の左をコロコロと抜けた。「ファウルになるかと思って走ったが、ラッキーでした」と、ほくそ笑んだ同点二塁打。これで勝利の女神を完全に振り向かせた。

 続く代打・松本のワンバウンドの打球も前進守備の遊撃手・坂本のジャンプした頭上をわずかに越えた。これが勝ち越しの中前2点打。「桑原のためにも絶対、打ってやろうと思った。根性で打った。桑原は調子が良かったし、悔しいだろうと思って」。12年オフの台湾ウインターリーグに一緒に参加した後輩の死球に燃えた。脇役勢の活躍に指揮官も「桑原のためにという気持ちがね」と会心の笑みを見せた。

 8月は00年以来となる月間14勝(10敗)。巨人戦も8年ぶりの2カード連続勝ち越しで9勝7敗、後半戦に限れば6勝2敗ともはや苦手意識はない。「俺が一番感じていたけど、俺が取っ払ったことで選手も感じずにやっている雰囲気はある」と中畑監督。悲願のCS進出へ、2日から5・5ゲーム差に迫った3位・阪神を叩く。

 ≪8年ぶり≫DeNAが巨人に2勝1敗と勝ち越した。巨人には前回対戦(8月5~7日)でも3連勝。対巨人戦の2カード連続勝ち越しは、06年6月27~29日に3連勝、7月11、12日に2連勝して以来8年ぶりだ。また、8月は14勝(10敗)。チームの月間14勝以上は00年8月に14勝(11敗)して以来14年ぶりとなった。これで、後半戦は18勝13敗1分けの勝率・581。セでは広島の・588(20勝14敗1分け)に次ぐ高勝率で、上位を追い上げている。

 ▽00年のDeNA(当時横浜) 権藤博監督が率いて69勝66敗1分けで2年連続の3位。前年に守護神・佐々木がマリナーズに移籍した中で5月上旬には首位に立ったが6月は最下位も経験。7月以降は成績を持ち直し4年連続Aクラスを確保した。金城が打率.346で史上初めて首位打者と新人王を同時に獲得。石井琢が35盗塁で盗塁王を獲得した。投手陣は三浦がチーム唯一の2桁勝利となる11勝(6敗)を挙げた。

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