三重・今井、粘投で初4強!4試合575球も「喜びを感じている」

[ 2014年8月22日 10:54 ]

<沖縄尚学・三重>4強一番乗りを決め、笑顔でガッツポーズの三重・今井

第96回全国高校野球選手権大会準々決勝 三重9―3沖縄尚学

(8月22日 甲子園)
 沖縄尚学の主砲・安里に一発を浴び、11安打されて3失点。それでも三重の左腕エース今井は最後までマウンドに立ち続け、チームを初の4強へと導いた。

 「先頭バッターを出すことが多かったけど、打たせてゲッツーを取ることができたのでよかったです。ホームランを打たれた後も自分の投球はできました」

 3凡退に抑えたのは1度だけ。6度も先頭打者に出塁を許した。それでも低めにボールを集める投球で3併殺。134球の粘投でリードを守り抜いた。5回には2死満塁から左中間へ走者一掃の二塁打とバットでも活躍。「バッティングは適当で期待されていないので、初球をいつも通り振ったら、たまたま当たった」と謙遜したが、自らの一打で完全に主導権を握った。

 1回戦の広陵戦では延長戦で森の救援を仰いだが、2回戦の大垣日大戦、3回戦の城北戦、そして、この日の沖縄尚学戦と3試合連続の完投。ここまで4試合36回575球を投げている。背番号1は「確かに疲れはありますけど、ケアはしているので投げられないほどじゃない。大舞台でたくさん投げられることに喜びを感じているし、楽しく投げています」と誇らしげに笑った。

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