喪章つけ、鳴り物自粛…広島―阪神で土砂災害犠牲者悼む

[ 2014年8月22日 19:29 ]

 広島市の土砂災害の犠牲者を悼み、災害発生後初めてマツダスタジアム(広島市南区)で行われた22日のプロ野球広島―阪神17回戦で両チームの選手らが喪章を袖につけ、試合前には球場全体で黙とうがささげられた。鳴り物を使った応援は自粛され、球団旗などが半旗で掲揚された。

 広島は監督・コーチ会、選手会、球団で出し合った義援金1千万円を中国新聞社会事業団に寄付し、球団は広島市に1千万円を寄付した。

 災害発生時に横浜に遠征中だったチームは広島にこの日戻った。広島出身で、選手会長の梵英心内野手(33)は「ニュースを見て残念な気持ちでいる。無力さを感じる」と沈痛の面持ち。「僕らにできることは少ないが、何とかいい結果を届けたい」と全力プレーを誓った。

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2014年8月22日のニュース