マー君 変化球投げた 指揮官「全てがうまくいっている」

[ 2014年8月22日 05:30 ]

ジラルディ監督(左から2人目)らが見守る中、ブルペンで投球練習を行う田中

 右肘じん帯の部分断裂で故障者リスト入り(DL)しているヤンキース・田中が、メジャー復帰へまた一歩前進した。

 故障後2度目、ヤンキースタジアムでは故障後初のブルペンで35球の投球練習。変化球も交えた。右腕は「肘を怖がりながら投げているとか、そういうのはない」と話し、ジョー・ジラルディ監督は「全てがうまくいっている」と順調ぶりに目を細めた。

 直球以外に投げたのはカーブ、スライダー、スプリットを5球ずつ。さらにカットボール、ツーシームも交えた。「ほぼ全球種を投げることができた。試合レベルの球にしていきたいと思う」と田中。投球中、右肘の状態を気にする様子はなく、肩、肘の負担を減らすテークバックの小さい新フォームを入念に確認する姿が目立った。

 ジラルディ監督は「力の入れ具合が上がってきている。次はブルペンか打撃練習での登板」と説明。23日(日本時間24日)に打撃練習に登板する。以降は紅白戦(または実戦形式の打撃練習)、マイナー戦と段階を踏み、順調なら9月10日(同11日)前後でのメジャー復帰が有力視される。

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2014年8月22日のニュース