原巨人、また延長戦制した!劇勝で2位・阪神と1・5差に広げた

[ 2014年8月22日 23:44 ]

<巨・中>延長12回1死満塁、サヨナラの右犠飛を放ったロペス(中央)はチームメートから手荒い祝福を受ける

セ・リーグ 巨人4―3中日

(8月22日 東京D)
 これが首位チームの粘り、強さだった。延長12回、サヨナラ勝ちを決めた巨人・原監督は「ワンプレー、ワンゲームの中で選手はベストを尽くして戦ってくれている」と総力戦を制したナインを称え、笑顔を浮かべた。

 この日の試合を含め、最近4試合で3戦が延長戦。19日のヤクルト戦(神宮)は延長11回に阿部が勝ち越し2ランを放って勝利をもぎとり、21日の同カード(同)では延長11回に片岡の決勝ソロアーチで競り勝った。そしてこの日は延長12回、1死満塁からロペスが右犠飛。来日2年目で初となるサヨナラ打でチームに貢献した。

 指揮官も勝利への執念を随所にみせた。阿部を14試合ぶりに捕手でスタメン起用。3―3の6回の攻撃では2死から大田が四球で出塁し二盗に成功すると、打席に送っていた先発・内海のカウントが3ボールとなったところで代打・井端を告げた。井端は四球で歩き、続く片岡は右飛に倒れて勝ち越し点は奪えなかったが「ひとつ勝負に出ました」と指揮官。7回からは、この日昇格したばかりの西村をマウンドへ。西村は2回を1安打無失点に抑え、劇勝へとつながったことに「いいスタートを切ってくれた」と喜んだ。

 2位・阪神が敗れ、ゲーム差を1・5に広げたが、厳しいV争いはこれからだと分かっている。「佳境に入っていくが、1ゲーム1ゲーム全力で戦っていきたい」。指揮官は力強く前を見据えた。

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