敦賀気比、猛打の陰に安定感抜群のエース…平沼「優勝したい」

[ 2014年8月22日 13:43 ]

八戸学院光星戦に先発し、4安打2失点で完投した敦賀気比・平沼

第96回全国高校野球選手権大会準々決勝 敦賀気比7―2八戸学院光星

(8月22日 甲子園)
 敦賀気比は投打がかみ合って19年ぶりの4強入り。東監督は「選手がすごい力を出してやってくれました。すごい子どもたちだなと思います」と、4試合連続2桁安打をマークして同校の過去最高成績に並んでナインをほめた。

 八戸学院光星の先発は予想に反して左腕の呉屋。指揮官は「いつも右も左も練習しているので焦ることないから、しっかりいこう」と声を掛けたという。初回2死から連続四球で一、二塁として5番・峯の左越え3ラン。「本当に良く打ってくれた。完璧な当たりでした。あの一発が一番大きかった」と東監督が絶賛する一打で主導権を握ると、代った八木も攻め、5回まで毎回の計11安打で7点を奪った。

 6回以降は得点がなく、連続2桁得点が3試合で途切れたが、先発の平沼が4安打2失点、10奪三振で完投。「監督さんに、このチームは打撃だけや、とハッパをかけられたから頑張った」と笑顔を見せた。右腕エースは「2点取られてしまったが、勝つことが目的なので良かった。前半に点を取ってもらったので焦らなかった。打線に感謝です」と笑った。

 猛打の陰に隠れているが、この日を含め4試合で3完投、計32回を投げて4失点と安定した投球を続けている。東監督も「平沼がしっかり試合をつくってくれているのが攻撃につながっている」と認めるエースは「強気で攻めていくのが自分のピッチング。あと2つ貫いて優勝したい。もちろん自分が全部投げるつもりです」と言い切った。

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2014年8月22日のニュース