健大高崎、負けても機動力発揮 大会最多盗塁には「3」届かず

[ 2014年8月22日 16:35 ]

<健大高崎・大阪桐蔭>3回2死、平山はヘッドスライディングで三塁内野安打を決める

第96回全国高校野球選手権大会準々決勝 健大高崎2―5大阪桐蔭

(8月22日 甲子園)
 「機動破壊」健大高崎(群馬)の夏が終わった。大阪桐蔭(大阪)に競り負けたものの、チーム4盗塁をマークし、今大会の盗塁数を「26」に積み上げた。1921年の第7回大会で和歌山中が記録した「29」の大会最多記録には及ばなかったが、今大会を沸かせた持ち味の機動力を発揮し粘り強く戦った。

 足をからめ先手を奪った。初回、1番・平山が四球で出塁すると、すかさず二盗。犠打で1死三塁から脇本が中犠飛を放ち、無安打で1点を先制した。逆転された4回には脇本の右翼線二塁打と犠打で1死三塁とし、柘植の右前打で一時は同点に追いついた。

 平山はこの試合3盗塁をマークし、個人の大会最多盗塁記録「8」に並んだ。6回には山上が安打で出塁後に二盗を決め好機を広げたが、あと1本が出なかった。終盤に勝ち越されて夏初の4強入りはならず、青柳博文監督は「(相手の)総合力が上だった」と悔しさをにじませながら「また大阪桐蔭と対戦できるようなチームになって甲子園に戻ってきたい」と話した。

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2014年8月22日のニュース