聖光学院また4強の壁…斎藤監督「選手たちは本当に成長した」

[ 2014年8月22日 18:16 ]

<聖光学院・日本文理>初回、右前適時打を放つ聖光学院・柳沼

第96回全国高校野球選手権大会準々決勝 聖光学院1―5日本文理

(8月22日 甲子園)
 聖光学院は9回に2番手でマウンドに送った2年生右腕・今泉が2死一、二塁から3連続死球で2点を献上。その裏2死から柳沼が遊撃内野安打で出塁したが、再びのミラクルはなく、初の4強入りは果たせなかった。

 3回戦では9回に劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた聖光。隣県・新潟代表の日本文理も
9回の逆転サヨナラ2ランで3回戦を勝ち上がってきた。聖光は飯塚から10安打を放ちながら初回の1点しか奪えず、斎藤監督は「1本出ていれば流れが変わっていた試合だと思う。ここまで来ると、チャンスに1本打てるかどうかということですね」と悔しそうに試合を振り返った。

 戦後最多となる8年連続出場も8強止まり。またも優勝旗を持ち帰ることはできなかった。それでも福島勢としては1971年に準優勝したの磐城以来43年ぶりに1大会で3勝を挙げただけに満足感も漂う。指揮官は「船迫は甲子園で1ランク成長した姿を見せてくれた。チームも接戦で勝てるチームになってくれた。初めて夏3つ勝てたし、選手たちは本当に成長したと思う」と“新たな歴史”を刻んだナインをほめた。

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