マエケン喪章の熱投 今季初完封で5年連続2桁10勝

[ 2014年8月22日 21:10 ]

<広・神>袖の喪章を見つめる前田健

セ・リーグ 広島6―0阪神

(8月22日 マツダ)
 2、3位の上位直接対決で投打のかみ合った広島が完勝、2位・阪神とのゲーム差を1・5に縮めた。この日1軍復帰したばかりの松山が2安打3打点と大暴れ。先発の前田健は9回5安打無失点で、5年連続2桁となる10勝目を今季初完投、初完封で飾った。

 打線は1回2死一、三塁、松山の中前打で先制。3回にも松山が2死一、二塁から左中間を破る適時二塁打を放ち、この回2点を加えると、5回にも加点して、ここまで相性の悪かった阪神・先発の藤浪をKOした。

 投げては前田健が躍動。前回16日の巨人戦(マツダ)で3回6失点降板するなど、後半戦に入ってここ4試合白星がなかったが、この日は今季最多投球数の力投で阪神打線に付け入るすきを与えなかった。

 勝てば首位の可能性もあった阪神は、藤浪が5回4失点と期待に応えられず対広島戦プロ入り初黒星。7回まで散発2安打と見せ場のなかった打線は、8、9回と走者を得点に置き反撃をうかがったが、及ばなかった。

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