松井氏 大田に「55番」イズム注入 宮崎で2軍も指導

[ 2014年1月28日 06:40 ]

春季キャンプで巨人の臨時コーチを務める松井秀喜氏

 巨人の宮崎キャンプ(2月1~13日)で臨時コーチを務める松井秀喜氏(39)が、2軍選手の指導も行う方針であることが27日、分かった。2軍首脳陣からも指導を求める声が上がり、1、2軍を巡回する形をとる。2軍には松井氏が巨人時代につけていた背番号55を継承しながら、今オフ44に変更となった未完の大器・大田泰示外野手(23)らもおり、ゴジライズムを注入することになる。なお、1軍キャンプに参加するメンバーが宮崎入り。28日から合同自主トレがスタートする。

 松井氏が未来のゴジラを直接指導する。自身は「何も考えていない。全てはキャンプに行ってから」と原監督をはじめとした現スタッフの意向を確認した上で、自分の役割を担う考えでいるが、球団関係者は「松井さんに2軍も見てもらうことになるでしょう」と語った。

 キャンプ1軍スタートとなる主力は、実績があり、完成された選手が多い。原監督は松井氏に期待する役割として「もちろん打撃技術や野球の知識はあるが、世界に通用するメンタルを注入してもらいたい」と言及。巨人、ヤンキースという日米の伝統球団で培った精神面のアドバイスを要望していた。

 ただ、2軍スタートとなる選手は、技術面でも発展途上の選手が多く、日米通算507本塁打のアドバイスは若手にとって何よりの財産となる。松井氏が在籍していた05年にヤンキースにコーチ留学していた岡崎2軍監 督も「頼み込ん  で、引っ張ってでも来てもらいたい。来なかったら、こちらから行く」と直接指導を熱望している。

 2軍キャンプには、今季から本格的に外野に挑戦する中井や、何より松井氏から背番号55を受け継ぎながら、今オフに44番に変更となった大田がいる。精神面の弱さも指摘される大田にとって、どんな舞台でもブレることのない松井氏の精神面と、打撃技術の両面のアドバイスは、6年目を迎えた大田にとって殻を突き破るきっかけにもなり得る。

 「2軍の本拠球場は昔、松井さんが打撃を磨いた場でもある」と球団関係者は明かす。2軍が使用するひむかスタジアム(旧宮崎市営球場)は00年まで1軍が使用。かつて松井氏がフリー打撃で快音を連発した場で、02年以来12年ぶりとなる打撃実演の期待も膨らむ。

 若手の底上げによる競争の激化は、日本一奪回を至上命令とするチームには不可欠な要素でもある。「僕は12年間、日本のプロ野球から遠ざかっている。ニュートラルな目で飛び込んでいきたい」と話す松井氏が、約2週間の滞在で、若手にイズムを注入していく。

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