松井裕 驚異の“マー君スライダー”披露 手元で大きく変化

[ 2014年1月28日 06:15 ]

ブルペンで投球練習をする楽天・松井裕

 楽天のドラフト1位、松井裕樹投手(18=桐光学園)が27日、「マー君スライダー」を披露した。コボスタ宮城で行われている新人合同自主トレでブルペン入りし、得意のスライダーで周囲をうならせた。塚田ブルペン捕手は「スピンが多いから手元(本塁付近)で大きく変化する。田中のスライダーもスピン量が多い」と舌を巻いた。

 まだ調整段階のため捕手を立たせたままながら、46球のうち、わずか5球投じた得意のスライダーで、怪物の片りんをのぞかせた。5球とも本塁付近で縦に鋭く曲がり落ちた。松井裕のスライダーは軌道が直球と似ていること、球の回転数が多いため打者の手元で急激に変化することが特長。打者の手元で変化すればするほど、空振りを取りやすい。「ブルペンはまあまあ良かった。ボール自体はいいけど、もうちょっと思った通りに投げたい」と、自身は物足りない様子で振り返ったが、周囲を驚かせるには十分すぎる内容だった。

 ヤンキースへの移籍が決まった田中も、縦に鋭く変化するスライダーを得意とする。田中と松井裕のスライダーに共通するのは回転数の多さ。腕の振りが速いからこその現象だが、松井裕はすでに一流投手の変化球に近いボールを投げているといえる。

 28日は新人合同自主トレの最終日。2月1日のキャンプインに向けて、怪物左腕は順調に階段を上がっている。

 ▽松井裕とスライダー 中学時代は直球とカーブの2種類で勝負していたが、桐光学園に入学後、カウント球として使うためにブルペンでスライダーを投げ始める。握りは独学で何種類も試し、縦に鋭く落ちる軌道を求めた。リリースの瞬間に「中指に力を入れる」ことを意識。12年夏の甲子園では決め球として使用し、低めのボールゾーンに落として22三振中、15三振を奪った。

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