ソフトバンク 武田 黒田の助言で制球難解消「シンプルに考えるのが一番」

[ 2014年1月28日 09:15 ]

利き腕とは逆の左でキャッチボールするソフトバンク・武田

 ソフトバンク・武田翔太投手(20)が27日、今年初めて福岡市の西戸崎合宿所で調整した。年明けから行っていた自主トレ先の米ロサンゼルスでヤンキース・黒田の薫陶を受け、意識改革に成功。昨季はパ・リーグ最多の68与四球と制球に悩まされたが、黒田流で巻き返しの3年目に臨む。

 可愛い子には旅をさせろという。年明けからロサンゼルスで行っていた自身初の海外自主トレ。3週間の間に武田はすっかりたくましくなっていた。

 「向こうでは全てが新鮮、全てが勉強になりました。トレーニング方法だったり、体の使い方だったり、何かと刺激を受けました。自分の中では革命に近い。意識が変わりました。英会話も少し上達しましたし、来年もまた行くつもりです」

 20歳の若者が海の向こうでつかんだもの。なかでも大きかったのがヤンキースの黒田に会い、投手としての心得を説かれたことだ。

 そのひとつがストライク先行だった。基本中の基本だが、2年目の昨年は丁寧に攻めようとするあまりボールが先行。結果、68四球とパ・リーグの与四球王となった。

 「シンプルに考えるのが一番ということです。初球はコースをつくよりもストライク先行で。最初にベストボールがいくと、打者はそこへ目付けするから、次に少しでも甘いと打たれるよって」

 もうひとつが黒田の真骨頂ともいうべき考え。この試合が最後のマウンドと思って投げるということだ。「なかなか、その境地になれませんが、それぐらいの覚悟を持って黒田さんは投げている」と振り返った。

 さらに、対戦相手が多いメジャーで9分割のチャートを使って、相手打者一人一人の弱点などメモし、対策を練っている黒田流にも感化された。

 1年目は後半戦だけで8勝1敗。その素質は疑いようがない。実際、日本ハムから移籍した鶴岡も相当なホレ込みようで「去年はどうしたん?」と自ら武田に声を掛けたほど。「武田君の能力に興味がある。ダルビッシュ君も凄かったけど、武田君も凄い。覚醒する手伝いができれば」と力を込めている。

 肉体改造の成果も出て、武田は85キロ前後をキープしながら体脂肪を16%から12%へダウンさせた。右肩の状態も良好でキャンプ前に西戸崎で一度ブルペン入りするという。「今年こそ、違った自分をみせる」。真価の問われる3年目。言葉に思い切り力をこめて、飛躍を誓った。

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