鳥谷「今年の阪神は違う」打倒巨人宣言に子供たち大歓声

[ 2014年1月28日 05:30 ]

小児科を慰問し子供たちと談笑する阪神・鳥谷

 阪神・鳥谷敬内野手(32)が27日、大阪市内の大阪市立大学付属病院の小児科を慰問し、打倒巨人を約束した。交流会で今季の順位予想を問われ、「1位は巨人、2位は阪神…」と答えた上で「自分の予想を覆す」と力強く宣言。病気と闘う子供たちに強敵を打ち破る勇姿を見せることを誓った。

 意外にも即答だった。今季のセ・リーグ順位予想を問われた鳥谷が最上位に挙げたのは宿敵の名前だ。当然、子供たちの反応は微妙だった。「えっー!?」という幼い声が重なって響いた。阪神は2位だった。ちなみに3位以下には広島、中日、ヤクルト…と続けた。

 ジャンケンやクイズ、写真撮影など約1時間の交流会。締めのあいさつで再び自分の順位予想に触れた。「さっきは2位と言いましたけど、それを何とか覆して1位になれるように頑張ります。だから、みんなも頑張って元気になって。甲子園に来られるようになったら招待します」。今度は大歓声を呼んだ。

 「予想ということで、阪神の選手ということは抜きに予想しただけ。戦力的にも先発(投手)の数もそろっているし、巨人が強いということはみんな分かっているでしょ。でも、それだけで順位は決まらない。個人個人ではなく、チーム全体で相手チーム、相手投手に向かって行けたらいい」

 交流会後の病室訪問も終えた後、真意を説明する表情は選手の、いや、猛虎のリーダーの顔に戻っていた。同病院へのオフの慰問は11年冬から3度目。かつて見舞った子供が病気から回復して実際に甲子園球場に応援に来てくれたこともあったという。

 「自分にも子供がいるので…。親や子供が苦しい、大変な思いをしている中で少しでも力になれたら…。自分も頑張らないといけないと思う。全試合に出て元気よくグラウンドを駆け回る姿を見せることが少しでも励みになってくれれば…。チームとしては優勝、個人としては一人でも多くの人に元気を与えられるようにしたい」

 巨人を最強の強敵と認め、現実と真正面から向き合い、戦い、そして、勝つ姿を届ける決意がにじみ出る。くしくも今季の開幕戦は巨人と激突。「その試合の勝ち負けだけで優勝が決まるわけではないけど、“今年の阪神は違うぞ”というものを見せられるようにしたい」。開幕日3・28を思い、誓いを胸に抱いた。

 近くキャンプ地の沖縄へ飛ぶ。ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表として調整を前倒しした昨春とはペースは違っても緩みはない。「気持ち的にはゆっくりできるけど、体はどんどん早めに仕上げていきたい」。決意を新たに球春到来に思いを向けた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年1月28日のニュース