池田ナイン 蔦元監督の墓前に27年ぶりセンバツ報告

[ 2014年1月26日 05:30 ]

蔦元監督の墓前で手を合わせる池田ナイン

 27年ぶりのセンバツ出場を決めた池田(徳島)が25日、故蔦文也元監督(享年77)の墓前を訪れた。岡田康志監督(52)と部員らは池田町内の蓮華寺にある名将の墓前で、センバツ出場を報告。指揮官は「何十年、何百年たっても蔦先生抜きに池田は語れない」と表情を引き締めた。

 女子マネジャーを含む部員41人が、1人ずつ両手を合わせたが「池田を大きな家族と考えると、きちっと報告せなあかん。過去があって今がある」と岡田監督は、今回のお墓参りの意義を部員に説明した。

 寺を後にした一行は、蔦元監督の自宅前で、キミ子夫人(90)にもあいさつした。「うちの先生(蔦元監督)が生きとったら、喜ぶはずじゃ」というキミ子夫人だが、選手に対しては「甲子園に行ったら、必ず1回は勝つんじゃ!」と力強く激励した。

 所在地の三好市池田町は高齢化に伴う過疎化が進んでおり、池田には地域活性化の役割も求められている。捕手の三宅駿主将(2年)は「まず1勝が目標。そして5回勝つ。優勝が目標です」と力強く宣言した。

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