根来元コミッショナー本葬 300人が別れ

[ 2014年1月26日 05:30 ]

祭壇に飾られた故根来コミッショナーの遺影

 昨年11月4日に死去した元プロ野球コミッショナー、根来泰周(やすちか)氏(享年81)の本葬が、東京都中央区の築地本願寺第二伝道会館で営まれ、約300人が別れを惜しんだ。

 熊崎勝彦氏は2005年、根来氏に請われコミッショナー顧問となり、今月、コミッショナーに就任。弔辞で「今こそご指導を受けたいのに残念でなりません。天国から見守ってください」と呼び掛けた。阪神ファンで知られ、会場には阪神の帽子やメガホンで踊る写真も掲示された。

 東京高検検事長、公正取引委員会委員長などを歴任したとあって谷垣禎一法相ら法曹界関係者や、実家・玄妙寺で住職、浄土真宗本願寺派監正局長を務めており、同派の園城義孝総長らも駆けつけた。

 涙があふれ言葉に詰まる喪主の妻・由子さんに代わり、あいさつを引き取った長女は「父は“充実した人生だった”と書き残してくれた」と話した。

 ◇主な参列者 谷垣禎一(法相)、熊崎勝彦(コミッショナー)、坂井信也(阪神オーナー)、後藤高志(西武オーナー)、滝鼻卓雄(元巨人オーナー)、桃井恒和(巨人球団社長)、南信男(阪神球団社長)、原沢敦(巨人球団代表兼GM)、鈴木清明(広島球団本部長)、井上智治(楽天オーナー代行)、村山良雄(オリックス球団本部長)、竹中雅彦(日本高野連事務局長)、小嶋武士(元日本ハム球団社長)、小林至(ソフトバンク海外兼中長期戦略担当部長) =順不同=

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