マー君からシフトチェンジの米球団も 先発投手のFA市場活発に

[ 2013年11月17日 05:30 ]

楽天の田中

 今オフの大リーグ移籍を目指す楽天・田中の動向が不透明となり、米球界では先発投手を含めたFA市場が動き出した。

 米メディアによると、通算89勝右腕ノラスコ(ドジャースからFA)の獲得に、ツインズとジャイアンツ、パドレスの3球団が乗り出した。ツ軍はガーザ(レンジャーズからFA)にも興味を示しているという。

 日本にスカウトを派遣して熱心に田中を調査していたツ軍だが、「マー君マーク」からシフトチェンジするかのような動き。大リーグ機構(MLB)が14日(日本時間15日)に日米間で合意に達していたポスティング・システム(入札制度)の新制度を取り下げ、修正案の提出を発表。これにより、田中のポスティング移籍に見通しが立たなくなった。新制度の運用は「年を越すだろう」との声もある。ア・リーグ中地区4位に終わったツ軍にとって、今季2桁勝利が1人もいなかった先発投手の補強は至上命令だ。他球団も同様で、今後はFA市場の動きが活発化するのは確実だ。各球団の補強が進めば、田中の新制度での移籍に影響が及ぶのは避けられない。

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2013年11月17日のニュース