八戸学院大 全国1勝 今春八戸大から校名変更 6回4連打5点

[ 2013年11月17日 05:30 ]

<八戸学院大・福岡大>完投勝利の八戸学院大・秋山

第44回明治神宮野球大会大学の部1回戦 八戸学院大6―2福岡大

(11月16日 神宮第2)
 神宮と神宮第2球場で開幕し、高校の部2試合、大学の部3試合が行われた。今春に八戸大から校名が変更となった八戸学院大は、福岡大を6―2で下し8強入り。谷恭兵外野手(4年)が初回に左越えソロを放つなど2安打でチームをけん引した。今春の全日本大学野球選手権で優勝した上武大は、近大工学部に敗れた。

 八戸学院大打線が爆発した。1―1の6回。4連打などで一挙5点を奪った。今年4月の八戸大から校名変更後、全国大会初勝利。谷主将は「一人一人仕事ができた。相手よりも自分たちのことをしっかりやろうと言ってきた」と胸を張った。

 北東北大学リーグで今秋ベストナインにも選出された3番打者は、初回2死から外角の直球を左越えに運ぶ先制ソロ。同点の6回には2死一塁から先発の秋山に「おまえを楽にさせるわ。1点取ってくる」と打席に立って右前打し、ここから4連打と打線がつながった。

 同大は侍ジャパンにも選出された西武の秋山や、楽天の塩見を輩出。過去最高成績は07年の4強で、初の日本一を目指す。同じく今年、光星学院から校名を変更し、高校の部に出場する八戸学院光星とは兄弟校で、アベック優勝も狙っている。

 大会日程の都合でこの1試合のみ神宮第2球場で行われた。8安打2失点完投の秋山は「球場の景色はゴルフ場だなという感じだった。次はやっと神宮ですね」と笑った。17日に3度の優勝を誇る東都大学リーグ王者の亜大に挑む。

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2013年11月17日のニュース