ソフトB FA大竹に破格4年最大10億円提示 独自調整も容認

[ 2013年11月17日 05:30 ]

ソフトバンク・小川編成育成部長(左)、小林海外兼中長期戦略担当部長(右)と話す大竹

 ソフトバンクは16日、広島から国内フリーエージェント(FA)宣言した大竹寛投手(30)と広島市内で初交渉を行った。4年契約で、総額は最多勝などのタイトルに応じて最大10億円まで増える破格の条件を提示。交渉に当たった小川一夫編成育成部長は「条件には満足していただいた」と好感触を口にした。

 「評価と気持ちはしっかり伝わった」と感想を述べた大竹が、印象に残った条件として挙げたのが、独自調整。秋山監督の方針で、春季キャンプは2月1日のブルペン入りを原則義務づけているが、小川編成育成部長は右肩の故障歴がある右腕に配慮し、VIP調整を容認した。大竹は気温の低い春先は投げ込みを控えてきただけに「大事なことです」と納得顔。ただし、現時点での気持ちは「どこに行くとかより、きょうはソフトバンクさんの話を聞いた」とフラットを強調した。

 大竹争奪戦には巨人と楽天も参戦。埼玉出身で在京球団志向があるだけに、巨人が有利との見方もある中、ソフトバンクとしては誠意は示した。15日の中田賢、16日の大竹に続き、19日には日本ハムからFA宣言した鶴岡と交渉を行う。

続きを表示

この記事のフォト

2013年11月17日のニュース