63年ぶり4強ならず…鳴門「野球の神様が向こうへ向いたのでは」

[ 2013年8月19日 11:31 ]

<鳴門・花巻東>8回表、同点とされ、マウンドの板東(右から2人目)のもとに集まる鳴門ナイン

第95回全国高校野球選手権準々決勝 鳴門4―5花巻東

(8月19日 甲子園)
 鳴門は6回に一時は3―2と試合をひっくり返したが、8回に再逆転を許して63年ぶりの4強ならず。それでも森脇監督は「よくここまで戦ってきた」と選手たちを称えた。

 指揮官が敗因として挙げたのは、花巻東の2番打者・千葉に5打席全て出塁させたこと。6回には千葉の四球の直後に岸里が先制の2点本塁打。8回には千葉に四球を与えると、2死から3連続適時打で逆転を許した。「気を付けていた千葉選手に振り回されました。警戒しすぎた部分もありました」と振り返った森脇監督。8回2死からの同点打は打ち取ったと思われた当たりが一塁ベースに当たって内野安打となったもので、「不運なヒットもありました。野球の神様が向こうへ向いたのではないか」と話した。

 エース板東は徳島大会から計8試合73イニングを一人で投げ抜いてきたが、奮闘報われず。「最後までチームを勝たせるエースとして抑えられなかった」と自らを責める右腕を、森脇監督は「粘り強いピッチングをしてくれた」とねぎらっていた。

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