9回2死から…常総学院・佐々木監督「野球の怖さを痛感した」

[ 2013年8月19日 16:23 ]

<前橋育英・常総学院>9回裏、脚がつり降板する常総学院・飯田(右から3人目)

第95回全国高校野球選手権大会準々決勝 常総学院2―3前橋育英

(8月19日 甲子園)
 2点リードの9回2死から同点に追いつかれ、延長10回サヨナラ負け。つかみかけた勝利を逃した常総学院の佐々木監督は「野球の怖さを痛感しました」と率直な心境を口にした。

 2回に高島の二塁打で2点を先行。エース飯田は8回まで6安打を許しながらも無失点に抑え、10年ぶりの4強進出まであと3アウトとしていた。しかし9回、飯田をアクシデントが襲った。先頭打者の場面で右足がつり、ベンチで治療して一度はマウンドに戻ったが、結局2番手・金子にスイッチ。佐々木監督は、飯田は7回から足を気にしていたことを明かし、「9回ベンチに下がった時点で替えようと思ったが、本人がどうしても投げたいと言ったので。ここまでチームを引っ張ってきた飯田に敬意を表して、もう1回と思いましたが…」と説明した。

 飯田は3回戦まで3試合連続で完投し、失点はわずか2と安定した投球を続けていた。2番手の金子は9回2死から同点打、延長10回には1死二、三塁からサヨナラ打を浴び、優勝した2003年以来10年ぶりの4強はならなかった。

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