富山県勢初の4強ならず…黒田監督「最後まで攻めたプレー、仕方ない」

[ 2013年8月19日 19:24 ]

<富山第一・延岡学園>6回裏延岡学園1死二、三塁、浜田(手前)に逆転の三塁打を許した富山第一2番手の宮本(左)

第95回全国高校野球選手権大会準々決勝 富山第一4―5延岡学園

(8月19日 甲子園)
 富山県勢初のベスト4進出はあと一歩のところで叶わなかった。

 富山第一は2回、1死三塁から6番・藤井の左犠飛で先制。1―3と逆転された直後の7回には4本の長短打を集めて3点を取り、逆転に成功。だが、4―4で突入した延長11回裏だった。1死一、二塁のピンチで相手打者の打球は二ゴロとなり、二塁手―遊撃手―一塁手と送球されて併殺…のはずがオールセーフ。その間に二塁走者が本塁を駆け抜け、サヨナラ負けとなった。

 黒田監督はその瞬間を「最後まで攻めたプレー。攻めてダブルプレーを取りにいったので仕方ない。攻めるプレーは見せられた」と振り返った。

 初出場の甲子園で2勝し、富山県勢として40年ぶりの8強に進出。4強入りに肉薄した。「甲子園が子どもたちをここまでできるようにしてくれた。選手は本当によくやってくれました」と黒田監督。最後まで全力を出し切った選手たちを指揮官はねぎらい、スタンドからは勝者に負けない大きな拍手が降り注いだ。

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2013年8月19日のニュース