センバツ出場の京都翔英 部員の窃盗を連盟に報告せず

[ 2013年6月13日 06:00 ]

 今春センバツに初出場した京都翔英の野球部員が今年1月に不祥事があったにもかかわらず、府高校野球連盟に報告していなかったことが12日、分かった。

 同校によると、1月9日、朝の練習中に当時2年生だった野球部員が、後輩の財布から1万円を盗んだ。生徒はその後、自ら名乗り出て、1月31日付で退学。翔英は1月25日に春の大会への出場が決まった。

 日本高野連によると、部員に不祥事があった際、部員がその後退学しても報告の義務があるという。日本高野連の西岡宏堂審議委員長は、今後について「京都府高野連から電話で報告が来ている。報告書を待って審議する」としている。京都翔英は昨年3月には、当時の部員が別の部員に対する暴力事件を起こし、昨年5月の春季京都大会で出場停止になっていた。

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2013年6月13日のニュース