なぜできた?巨人25年ぶりライトゴロ 長野2週間前から「狙おう」

[ 2013年5月16日 08:29 ]

<巨・ロ>9回無死一、三塁、サヨナラ打を放った巨人・長野(中央)はナインの祝福から笑顔で逃走!?

交流戦 巨人5-4ロッテ

(5月15日 東京D)
 巨人は15日、ロッテに劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。1点を追う9回無死一、三塁から長野久義外野手(28)が右中間を破る2点適時二塁打を放った。

 バットは無心を強調したが、守備では緻密かつしたたかな計算で東京ドームの空気を変えた。

 0―0の2回2死満塁、投手・グライシンガーの強烈な当たりが一、二塁間を破る。前進守備を敷いていた右翼の長野は猛チャージ。捕球すると、内野手のような小さなモーションであえて一塁へワンバウンド送球。巨人では88年呂明賜(ロ・メイシ)以来25年ぶりの「ライトゴロ」を完成させ、先制点を防いだ。「チャンスがあればと思っていた。(打者が)投手の時には前に守るので。狙ってワンバウンドを投げました。たまたまですよ」とうなずいた。

 打者が一塁まで到達するタイムは4・20秒を切れば平均以上とされる。グライシンガーはこの時、4・48秒かかった。ただ、このビッグプレーはグライシンガーの油断だけでは生まれなかった。通常、満塁で右前打が出た場合、一塁手はカットマンとして中継の位置へ動く。しかし、長野とロペスは2週間前から「狙おう」と話していた。直前にもマウンドに内野陣が集まった時、ロペスへ「ホセ!」と呼び掛け、身ぶりでライトゴロ狙いを指示。だからロペスは「打たれた瞬間、迷いなく一塁ベースについた」。原監督も「予想、準備というものが生んだプレー」と評した。

 ▼巨人・大西外野守備走塁コーチ(長野の右ゴロについて)打者が投手で、外野手がチャージしている時はあるよ、と昨年から話していた。準備がしっかりできていた。

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