これがプロか…藤浪 能見に衝撃「凄い球。勉強になりました」

[ 2013年1月30日 10:22 ]

ブルペンで能見の投球を見つめる藤浪

 9球目を投げ終えた時、ネット越しから熱いまなざしを感じた。まばたき一つせず、一挙手一投足を追っていたのは藤浪だった。阪神・能見篤史投手(33)がキャンプ地・宜野座での合同自主トレでブルペン入りし、圧巻の投球で新人をとりこにした。

 直球にスライダー、チェンジアップなどを交え82球。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けて例年よりハイペースで調整しているとはいえ制球、キレともに抜群で、特にストレートは日高のミットに寸分の狂いもなく吸い込まれ続けた。藤浪の視線に気付いたか?と聞かれて「まだ話していないよ」とはぐらかした左腕。一方で、ドラフト1位右腕は衝撃を受けていた。

 「全然(状態を)上げてきていない、ベストでない中で、あれだけ凄い球を投げられていた」

 能見がブルペン入りした時、藤浪は宜野座ドームでティー打撃を行っていたが、担当の畑山スカウトから「能見が投げているぞ」と聞かされると一時中断。「見に行ってもいいですか?」と直訴しブルペンへ直行した。一流投手の雰囲気を肌で感じ「全てにおいていい勉強になりました」と収穫を口にしていた。

 能見は先乗り自主トレ初日から3日連続のブルペン入り。今後について「ほぼ毎日入れるといいかな」と連投を示唆した。キャンプ休日を除けば、2月14日のWBC代表合宿まで“15連投”となる。一つはWBC球に慣れるため。もう一つは、来るべきペナントレースをベストの状態で迎えるためだ。

 「(WBCの)合宿に入ってしまうと追い込むのは無理なので。シーズンのことも考えないといけないので、逆算しながら。基本は投げたい方なので」。ブルペンに入る回数とともに、球数も増やし、万全の状態で開幕を迎えるつもりだ。

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