オリックス森脇監督「4番糸井」構想 「固定より競争が理想」

[ 2013年1月30日 10:19 ]

宮古島に到着し、花束を受け取る森脇監督

 オリックスの森脇浩司監督(52)が29日、キャンプ地の宮古島に入り、先日トレードで獲得した糸井嘉男外野手(31)の「4番構想」を披露した。

 日本ハム時代と同様に開幕当初は3番が濃厚ながらも、「オーダーが全く変わらないことなんてない」と断言。効率よく得点する打順を日々変化させるつもりで、「チームを活性化させるために糸井の4番が全くないわけではない。打順はやりくり。一つ上のステージに上がるために、固定したメンバーでやるよりも競争が理想」と明かした。

 決して、昨季打点王で不動の4番だった李大浩(イデホ)を追い落とすことが目的ではない。安達ら若手の台頭により、平野恵、坂口と1~3番を任せられれば、4番・糸井、5番・李大浩と一段と得点力を望める打線への進化が可能。「最高の出塁率を考えれば、2番で最大限に活用する考えもある」と、2番構想も頭に柔軟に対応するつもりだ。

 森脇監督は30日は選手の合同自主トレを視察。「何でもかんでも変えるつもりはないが、固定観念にとらわれないように。吟味していきたい」と、キャンプで様々なプランを試すつもりだ。

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2013年1月30日のニュース