吉田義男元監督「いい面構え」 ドラ2北條を初対面で絶賛

[ 2013年1月25日 12:23 ]

吉田義男氏(左)にあいさつをする北條

 元阪神監督の吉田義男氏(79=野球評論家)が24日、鳴尾浜球場で新人合同自主トレを視察した。ルーキーたちとは初対面で、その中でもドラフト2位で入団した北條史也内野手(18=光星学院)に目をとめた。

 「いい面構えをしてましたなあ」。柔らかい口調ながら、プロとして欠かせない要素を指摘したほめ言葉だった。ランニングやノックなどに熱視線。「(新人は)初めて見ました。これからキャンプを見させてもらってから…」と、現状の評価についての言及は避けた。それでも、精かんな顔つきや鋭い目つきは自然と印象に残る。高卒新人離れした落ち着きのある態度や表情から、将来性を感じ取っていた。

 吉田氏は昨秋、臨時コーチとして安芸キャンプに参加。西田や一二三ら多くの若手に守備の極意を伝授し、「また春も見てみたいです」と話していた。言葉通り再訪となれば、キャンプ2軍スタートの北條を直接指導することもありそうだ。

 1985年に監督として阪神を日本一へと導いた名指揮官であり、現役時代は「牛若丸」の異名をとった名遊撃手だった。ルーキーへの極意伝授で思い出されるのは、2004年の鳥谷だ。東京六大学リーグで3冠王を獲った打力が注目される中、「彼に望むのは、プロの名ショートになってほしい」と言い切った。グングンと力を伸ばし、今や、WBC日本代表に選出されるほどの球界屈指の守備力の持ち主。確かな先見の明だった。

 「いい面構え」の言葉は吉田氏から直接、北條にもかけられた。鳥谷の後継候補になる大器は、「(野球の)ゲームにも出てました」と現代っ子らしい感想を漏らしつつ、「緊張しました。有名な方。楽しみにしていると言われました」とうれしそうだった。「守れないと試合に出られないので、しっかり守りたい。守備には調子の好不調はないと思います。守備を一番、大事にしたいと思っています」。大先輩に向けた、誓いの言葉だった。

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