中島 1年目は自然体「こだわっていたら振られへんようになる」

[ 2013年1月25日 10:46 ]

インタビューに答える中島
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中島裕之インタビュー(2)

 西武から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、アスレチックスに移籍した中島裕之内野手(30)が24日、スポニチのインタビューに応じた。

 ――野球に話を戻します。メジャーではシーズンだけで20試合ほど試合数が増える。体力づくりで心掛けていること。

 「このオフは体幹を中心にいつもよりは体を動かしています」

 ――体を大きくして臨むのか。

 「このままでとりあえずやります。向こうでトレーニングを教えてもらえたら、日本とまた違ったトレーニングと思って少しだけ試してみます。合うかどうかは分からないけど、教えてもらった時にやってみようと」

 ――日本とは練習スタイルが違うことが多い。フリー打撃では専門の打撃投手もいない。

 「コーチや監督が(打撃投手として)投げると聞いています。多分、戸惑うと思いますね。投げる球も、投げる距離も日本より近いだろうし…。でも練習は、向こうのルールでやっていきます」

 ――ミートポイントを変える考えは。

 「向こうの投手は、球速が日本と比べて5~10キロ速くなったりするでしょう?普通に打って詰まったりしたら、少し変える。やってみてからの話ですけどね。でも日本にいた時も、どこのポイントで打っているとか気にしていない。形にこだわってやっていない」

 ――メジャーのストライクゾーンは外角に広いと一般的に言われる。

 「ストライクゾーンを考えてやってはいない。日本でもストライクしか打っていないわけではないし、打てると思ったらボールも打っている。見逃してストライクって言われることも、年に何回も日本以上にあるとは思う。でもこだわっていたら、(バットを)振られへんようになると思うから。不安もないです」

 ――打順も含めて今年の抱負は。

 「打順は何番でもいい。チームプレーに徹してやりたい」

 ◆中島 裕之(なかじま・ひろゆき)1982年(昭57)7月31日、兵庫県伊丹市生まれの30歳。伊丹北では甲子園出場はなかったが、投手兼外野手として高校通算43本塁打。00年ドラフト5位で西武に入団。同時に遊撃にコンバートされ、04年にメッツへ移籍した松井稼に代わる正遊撃手に定着。以降、9年間で打率3割を6度マークした。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞を3度受賞。1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。

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