元大洋投手を処分保留で釈放　詐欺容疑で逮捕も否認、在宅で調べ

　金沢地検は１０日までに、金沢市の会社から２００万円を詐取したとして詐欺容疑で逮捕されたプロ野球大洋（現横浜ＤｅＮＡベイスターズ）の島田源太郎元投手（７２）＝東京都台東区＝を処分保留で釈放した。今後は在宅で調べを進める。

　島田元投手は２００６年３～５月、医療器具製造販売会社の社長に「協力金を口座に振り込めば５億円を出資する」などとうそを言い計２００万円をだまし取ったとして、４月１８日に金沢東署に逮捕された。

　逮捕後の調べに「詐欺に関わって現金をだまし取った記憶はない」と容疑を否認していた。

　事件をめぐって、同署は島田元投手と共謀した容疑で知人の住所不定、自称工芸家（７０）を逮捕している。