プロがグラウンドで高校球児指導へ 来年1月に第1回

[ 2011年12月18日 06:00 ]

記者の質問に答える日本高野連の奥島孝康会長(右)とNPBの加藤良三コミッショナー

 日本高野連と日本野球機構(NPB)、日本プロ野球選手会は17日、プロ選手が高校球児に技術指導などを行うシンポジウム「夢の向こうに」について、来年はグラウンドで高校生を指導する形で行うと発表した。

 これまではホールなどのステージ上で、制服の高校生に現役選手がアドバイスを送ってきたが、プロ側だけでなく、高校生もユニホームを着用。第1回は来年1月21日に宮崎県総合運動公園で実施され、テストケースとして計3会場で実施する。

 プロ・アマ交流の一環として、03年に始まったシンポジウム。今年で全47都道府県を回り終えたことで、次の段階へと進むことになった。現役選手と高校生がユニホームを着てグラウンドで交流するという画期的な試みに、日本高校野球連盟・奥島孝康会長は「プロの熱い情熱を伝え、ハイレベルなスキルを学ぶ。これは教育の一環として必要なもの」と力を込めた。第1回は宮崎県内の高校球児約1000人を集め、現役8選手が参加する予定で、より実戦的な技術指導が可能となる。

 この日のシンポジウムに、サプライズゲストとして日本ハム・栗山英樹監督(50)が登場。第1回から8年間、コーディネーターとして20地区を巡った同監督は「感無量。この先は手取り足取り指導できる理想的な形になってほしい。とにかく前に進んでほしい」と声を弾ませた。「夢の向こう」はひとまず卒業となるが、さらなるプロ・アマ交流の発展を切望していた。

 ▽夢の向こうに 学生野球選手憲章に明記されている、現役プロ野球選手による高校球児への指導禁止を和らげようと、高野連、NPB、プロ野球選手会が協力し、同名のシンポジウムとして03年12月26日に大阪市内で初開催された。シンポジウム内限定で、直接指導が認められるなど、プロ・アマ交流を図った。毎年12月を中心に全国各地で複数回行われている。「夢の向こうに」は、03年に選手会が製作した高校球児向けのメッセージ集のタイトル。

 ▼加藤良三コミッショナー プロの選手から教えられて、勉強になったと言われるが、逆もまた真なりで、プロも勉強になっている。今後も改善して(アマとの交流を)続けていきたい。

 ▼松原徹選手会事務局長 シンポジウムは教育の一環であると、ご理解いただきよかった。これからもいい形で続けていきたい。

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