ポスティングの“先輩”松坂 ダルの相談役買って出る

[ 2011年12月18日 06:00 ]

09年のWBCでチームメートだった松坂(右)とダルビッシュ

 レッドソックスの松坂大輔投手(31)が17日、日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)の相談役を買って出た。ポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍を目指すダルビッシュについては現在、落札球団をめぐり日米を巻き込んだ情報合戦となり、今後の交渉でさらに注目を集めるのは必至。06年オフの大リーグ移籍時に同様の狂騒曲を奏でた松坂が、自らの体験を通じて感じたことを伝える。松坂は同日、岩手県北上市で巨人・村田修一内野手(30)とともに野球教室を開いた。

 自らも経験した松坂だからこそ言えることがある。「ダルから何か聞いてきた時に、僕が言えることがあれば、伝えたいですね」と話した。

 現在、落札球団判明の時を待ち続けているダルビッシュについて、松坂は「どこの球団と交渉するのか、自分は不安だった」と振り返る。当時はレンジャーズが落札有力との報道も出たが、最終的にレッドソックスが5111万1111ドル11セント(当時約60億円)で落札した。「どうしても情報は錯綜(さくそう)するし、耳に入れないようにしても入ってくる。それでストレスを感じるのは意味がない。全てを受け入れて吸収することが必要」と助言を送った。

 ダルビッシュは今回、年俸2000万ドル(約15億6000万円)を希望額に強気な交渉を行う方針だ。松坂はこれについて「高い年俸を求めるとなれば、それだけ責任を背負うことになる。日米ファンの期待も全て受け止めなければいけない」。移籍1年目の07年に15勝、2年目は日本投手シーズン最多の18勝をマークした。しかし、3年目以降は故障も相次ぎ、今年6月には右肘の腱移植手術を受け、責任を果たせなかった。その全てを受け止めて、今がある。

 「どういう結果が出るか分かりませんが、悔いのないようにしてもらいたいですね」と締めくくった松坂。自らは来年1月初旬に渡米、復帰を目指してフロリダ州フォートマイヤーズでリハビリを再開する。09年WBCでダルビッシュの能力の高さを肌で感じた。だからこそ、どんな細かな点にも応える構えでいる。

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