久保2回無失点!開幕投手へ上々の仕上がり

[ 2011年2月21日 06:00 ]

阪神紅白戦 紅組1-0白組

(安芸)
 阪神右のエースが開幕投手へ上々の仕上がり具合を見せつけた。20日に行われた阪神の紅白戦で、昨季チーム最多14勝を挙げた久保康友投手(30)が紅組の先発で登板。初の実戦登板ながら、最速139キロのストレートにスライダーなどの変化球を織り交ぜ2回を無安打無失点に封じ込めた。

 「フリー打撃とは違って、打者が本気で打ってくるプレッシャーの中で投げられた」

 対する白組の先発は、「3・25」ヤクルト戦の先発の座を争う能見。左右のエース対決に注目は集まったが、冷静沈着な右腕は当然ながら平常心だった。初回先頭の俊介を四球で歩かせながらも、続く平野を投ゴロ併殺。鳥谷は3球三振で片づけた。2回も新井、林威助、狩野を3者凡退に抑えトータルで24球。早々に終わった2011年の初実戦に、本人は自らの好投とは裏腹に物足りなさを口にした。

 「もうちょっとバッターと対戦して実戦感覚を確かめたかったですね」

 実戦で確認したかったこと。それは、今季から導入される統一球への対応でもあった。「動かしたくないボールが動いたり、動かしたいボールが動かなかったり。きょうはスライダーでカウントが取れて、シュートやカット系がボールになった」。ゲーム形式で投げることで、初めて分かることもある。わずか打者6人。久保にとってはその部分で不満が残ったが、それでも少なからず得たものはあった。

 「ツーシーム系を使っていくのか、それとも計算できるボールでいくのか。そこを考えていきたい」。常に進化を図る右腕にとって、考える材料が新たに見つかったことは収穫だった。

 開幕投手への思いを問われ「まだ言われているわけじゃないし、言われたときに初めて考えます」とだけ話した背番号34。自ら志願しなくとも、その権利は確かに久保のもとへと近づいている。

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