国学院大が逆転勝ち!鳥山新監督、初勝ち点

[ 2010年9月16日 06:00 ]

 東都大学野球秋季リーグ戦第2週第2日は15日、神宮球場で2回戦2試合が行われた。第1試合では、鳥山泰孝新監督(35)率いる国学院大が、青学大に逆転勝ち。開幕2連勝で、初の勝ち点を挙げた。また第2試合は、亜大の中村駿介投手(4年)が最速151キロをマークするなど国士舘大に完投勝利。1勝1敗のタイとした。16日は、亜大―国士舘大3回戦が行われる。

【日程と結果


 【国学院大3―2青学大】就任1カ月での勝ち点。35歳の国学院大・鳥山監督は「勝つのは大変。試合途中から技術より精神論でした」と興奮気味に話した。6回に2点差を追いつき、なお1死一、三塁で5番・清水が、青学大のエース・福島のチェンジアップを左前に決勝打。指揮官は「相手の福島君は決死の覚悟で来る。その上を行けと言った」と逆転劇の場面を振り返った。
 監督就任後は、ノートを使用してナインに本音を書かせ、意思疎通に努めた。7月まで3年間務めた東京・修徳時代と同じ選手掌握術で「学生を理解するには役立ちます」。殊勲打の清水も「鳥山さんは明るい雰囲気をつくります」と笑みを浮かべた。次週(21日~)の相手は大学日本一の東洋大。「弾みがつきました」。新指揮官は金星を見据えていた。

 <亜大 中村駿、自身2度目の完投勝利>【亜大3―1国士舘大】亜大・中村駿が春に続き自身2度目の完投勝利。変化球を低めに集め、6安打1失点で与四球は1だった。チームはここ5シーズンで4度の2位。4年生右腕にとって最後の秋だけに「勝ちにこだわった。大事な第2戦でしたから。4年生の意地もあります」と結んだ。

続きを表示

2010年9月16日のニュース