ソフトバンク　覇気感じられない敗戦

　【ソフトバンク０―３ロッテ】ソフトバンクは覇気が感じられない敗戦で、逆転優勝への機運を盛り上げることができなかった。一回２死一、三塁で多村が凡退すると、その裏に先発山田が２点を失い、以降は打線が凡退を重ねた。七回には守備も乱れた。西武は９月に４試合落としているが、すべて同じ日に黒星。“お付き合い”ばかりしていては、差は詰まらない。

　六回２死満塁で長谷川が空振り三振に倒れるなど、好機に打てないのは相変わらず。二回以降を必死にしのいだ救援陣は、報われなかった。
　残り６試合で西武とのゲーム差は３・５という状況の中、１８日から最後の西武３連戦に挑む。秋山監督は「ガチンコ勝負。そういうところで力を出せるかどうか」と言った。本拠地でライバルに胴上げを許しかねない瀬戸際で、最後の意地を見せられるか。