マエケン 完投で14勝目!中日止めた!!

[ 2010年9月16日 18:15 ]

7回、勝ち越しの本塁打を放った広島・梵(右)を迎える前田健

 【広島5-3中日】広島の前田健が今季5度目の完投でリーグトップの14勝目。打線は3―3の7回に梵のソロで勝ち越した。連敗を5で止め、中日戦の連敗も11でストップ。中日は吉見が7回4失点(自責2)で、1分けを挟んだ連勝は6で止まった。

【試合速報


 首位中日は16日、マツダスタジアムで広島と対戦した。対広島戦11連勝の中日の先発は吉見。連敗を止めたい広島は前田健をマウンドに送った。

 初回中日は、荒木の左前打を足場に2死一、二塁とするがブランコが空振り三振で得点できず。

 広島は2回、先頭の栗原が7年連続連続2けた本塁打となる10号ソロを左翼へ放ち先制。変化球を完ぺきにとらえ、打球は左翼席上段に一直線に飛び込み「打ったポイントが良かった」と自賛した。

 中日は3回、先頭の荒木が三塁打で出塁、大島、森野は凡退も4番・和田が左翼上段へ34号2ランを放ち逆転した。

 だが広島も4回、先頭の栗原が振り逃げで一塁に生きると、嶋が中前打を放ち無死一、二塁。続く広瀬はファウルで粘り、10球目の暴投を誘って二、三塁に。さらに三塁への当たりが森野の失策を誘い、2人が還って逆転に成功した。

 6回、中日は和田が中前打、ブランコが四球、代打・野本が左翼へ安打を放った1死満塁で、谷繁が空振り三振、代打・堂上剛は一ゴロで無得点に終わった。だが7回、中日は2死から大島が二塁内野安打、森野がレフトへタイムリーを放ち追いついた。和田はストレートのファーボール。続くブランコは中飛に終わった。
 広島もその裏、2死から梵が11号ソロを左翼に放ち、再び勝ち越し。8回にも天谷が左翼へ二塁打を放ち、栗原の右飛で三進、嶋の右犠飛で貴重な5点目を上げた。

 9回、中日は2死から森野が右前打を放ったが、和田が遊ゴロで万事休す。連勝が止まった。前田健は今季5度目の完投でリーグトップの14勝目。お立ち台では「最高です!」と満面の笑み。さらに「今年はまた悔しい順位になってしまいましたが、自分は最後まで必死で投げるので応援よろしくお願いします」と語っていた。

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2010年9月16日のニュース