日米五分五分…稼頭央、オファー大歓迎

[ 2010年9月16日 06:00 ]

米国から帰国し会見に臨む松井稼頭央

 ロッキーズ傘下3Aコロラドスプリングズで今季の全日程を終えた松井稼頭央内野手(34)が15日、成田着の全日空便で帰国した。注目の去就については日米全球団からのオファーを歓迎。「日本もアメリカも五分五分。でもFAになるわけですから、視野を広げてしっかり考えたい」と、来季8年ぶりに日本球界に復帰する可能性をあらためて示した。

 「メジャー契約は目指すが、結果を残していないのでそういうものは出てこないと思う。マイナーからの道も考える」と話したものの、松井稼自身は出場機会を最優先に考えている。現時点では各球団から具体的なアプローチはないとした上で、すでに楽天が獲得に向けて調査中など興味を示している球団があることには「選手としてありがたい」と感謝した。近日中にも米国での窓口を含めた交渉態勢を整え、必要ならば日本球団との交渉には直接出馬する可能性も示した。

 ≪“後輩”中島にメジャーのススメ≫松井稼が古巣と後輩にエールを送った。西武が優勝マジックを点灯させていることに「インターネットで(試合は)チェックはしている。頑張ってほしい」と笑顔。また今年1月のトークショーでメジャー移籍に興味を示した中島については「最初からセンスを持った選手だったけど、守備、打撃も思った以上のスピードで成長している。チャンスがあるなら行った方がいいとも思う」と話していた。

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2010年9月16日のニュース