内海“意地”の9勝目!節目の登板飾った

[ 2010年9月16日 06:00 ]

<ヤ・巨>3回を投げ終え1000回投球回を達成、つば九郎から花束を受け取る内海(右)

 【巨人5―2ヤクルト】巨人・内海が6回途中2失点で9勝目を挙げた。9日の横浜戦(横浜)では4回持たずにKOされ、原監督から「論ずるに値しない」と酷評された。この日は新調した帽子のツバに「やるしかない」と書き込み、気迫十分での投球。5回まで4イニングで先頭打者を出したが、落ち着いて後続を断ち無失点。

 4点の援護をもらった直後の6回に2ランを浴び、1死を取ったところで降板となったが「調子どうこうじゃない。監督には“もうちょっとだね”と言われた。僕も、もっとやれると思っています」と自信を取り戻した様子。原監督も「間があって、非常に彼らしい投球」と称えていた。

 ▽内海(巨人)通算1000投球回 15日のヤクルト21回戦(神宮)で達成。プロ野球323人目。初登板は04年5月25日の広島戦。

 <“代役”越智が5セーブ目>3点差の9回、巨人はクルーンではなく、越智が登板して5セーブ目を挙げた。前日は2点差の9回から登場したクルーンだが、1点を失うと2死走者なしから2連続四球を与えて降板。安定感のある越智が代役を務めた。原監督も9回の継投策については「ノーコメントです。最善策?そうですね」と話すにとどめた。

 ▼巨人・山口(7回途中から打者4人を抑える)内海さんが頑張っていたので、勝ち星を付けたかった。あと10数試合なので、試合に出たら全部抑えるつもりで投げたい。

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2010年9月16日のニュース