西武は継投失敗…グラマンが大誤算

[ 2010年9月16日 22:44 ]

 【西武3―7オリックス】西武は逆転した直後の四回裏、ここまで2失点の西口に見切りを付けた。個人の勝ち星より、チームの1勝が大事な時期。継投で逃げ切りを図ったが、終盤に痛すぎる展開が待っていた。

 2番手の長田が打者11人に1安打も許さず、続く小野寺は八回2死一、三塁でグラマンにバトンを渡した。右打者のカラバイヨが左投手に弱いというデータもあった。
 だが、この長身左腕が「大誤算だった」(渡辺監督)。カラバイヨに同点打を許すと、続く代打の田口に右前打で満塁。最後は代打のT―岡田に一発を浴びた。グラマンは「調子は良かったけど、打たれてしまった」とぽつり。これまでの継投が水泡に帰した。
 守護神のシコースキーが前日に続いて投げられず「結果はしょうがない」と渡辺監督は言うものの、試合直後のベンチで唇をかみしめた表情が、敗戦のショックの大きさを物語っていた。

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2010年9月16日のニュース