【セ前半戦総括】原監督、思った以上の数字

[ 2010年7月22日 06:00 ]

(1)前半戦を振り返って(2)前半戦MVP(3)後半戦のキーマン

 ▼巨人・原監督
(1)満足まではいかない数字だが、大きなケガ人もなく、みんながフォローしながら、思った以上の数字が出ている。後半戦も目の前の敵と戦うスタイルは変わらないが、選手、私自身も含め、戦いが厳しくなるという意識は高められると思う。
(2)高橋がケガから復活して、長野も新しい選手として存在感を出した。藤井、星野も見逃せない。
(3)(右ひじ手術から復活を目指す)グライシンガーが後半戦に向けて明るいものが見えている。

 ▼阪神・真弓監督
(1)故障者が出てスタートダッシュできなかったのは反省。ただ、若手や外国人が活躍してくれて、何とかうまくいった。心配していた先発ローテーションも思った以上にうまくいった。順位は関係ないが、後半戦への手応えを感じている。
(2)久保。安定して活躍してくれた。
(3)金本。右肩の不安もなくなったので、後半戦は期待できる。

 ▼中日・落合監督
(1)打線の脇は固まってきた。あとは3、4、5番。投手陣も先発投手がいない中、(岩田やネルソンが)良く投げてくれた。あとは自分たちの野球ができる日とできない日が極端すぎた。思い出してくれれば…。その1点だけ。
(2)和田。
(3)河原。制球力が良く大崩れしない。帰って来るのを待っていた。

 ▼ヤクルト・小川監督代行
(1)高田監督が休養して、チームとしても精神的な部分でうまくいかなかった部分がある。選手も何とかしないといけないという気持ちが空回りしていた。そういう時期からすると、普通に機能し始めていると思う。
(2)松岡が機能してくれた。押本が昨年に比べ調子が上がらず、そのポジションで抑えの林昌勇にうまくつないでくれた。
(3)全員に期待。若い選手には十分チャンスはある。

 ▼広島・野村監督
(1)開幕から先発投手の大量失点が続き、次は7回以降の失点が増えた。ここにきて今度は打線の調子が落ち、流れが悪い方、悪い方にいった前半戦だった。リリーフの3人(永川勝、横山、シュルツ)など故障が続いたのも大きかった。
(2)11勝を挙げた前田健は大きな収穫。今は疲れが出ているが、万全の態勢で後半戦に向かってくれると思う。
(3)リリーフで結果を出している大島や上野はポジションを確立してほしい。

 ▼横浜・尾花監督
(1)課題ばかりですね。計算していた三浦が不調で、寺原、ランドルフの故障もあった。きちんとした投手陣の整備ができなかった。打線も不調なのか、これが実力なのか、得点力がなかなか上がらなかった。
(2)1~3番の出塁率が収穫。下園が・380あるし、石川も打撃、走塁とレベルアップしている。
(3)(右肩骨挫傷で離脱中の)牛田。7、8回で、1イニングを任せられる投手がいれば変わってくる。

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2010年7月22日のニュース