中日・岩崎がMVP 全ウエスタンが快勝

[ 2010年7月22日 18:03 ]

2回、全ウ・岩崎恭が2ランを放ち、ガッツポーズで二塁へ向かう

 プロ野球の若手選手によるフレッシュオールスターゲームが22日、長崎県営野球場で行われ、ウエスタン・リーグ選抜が6―3でイースタン・リーグ選抜を3年ぶりに下し、通算成績を26勝16敗5分けとした。ウエスタン選抜の岩崎恭(中日)が2点本塁打を放って最優秀選手賞(MVP)に輝き、賞金100万円を獲得した。優秀選手賞には猪本(ソフトバンク)古川(オリックス)斉藤(西武)細谷(ロッテ)が選ばれた。

 全ウは、地元の長崎・清峰のエースとして昨年のセンバツで優勝した今村(広島)が先発し、2回を2安打1失点。「絶対に勝たなくてはいけない高校時代とは違って楽しく行けた。気持ち良かった」と振り返った。
 全ウは初回、今宮(ソフトバンク)が左前打で出塁、田上(阪神)の左翼線二塁打で無死二、三塁とし、森田(阪神)の中犠飛で1点を先制。その裏、全イは敵失から1死三塁のチャンスをつくったが、3番・筒香(湘南)、4番・大田(巨人)が今村の前に連続三振に倒れた。
 全ウは2回1死二塁から岩崎恭の右越え2ラン、ソフトバンクの育成選手・猪本が左越えソロで続き、この回3点を追加した。
 その裏、全イは細谷が左越えソロで1点を返した。
 2番手投手は全イが豊島(日本ハム)、全ウが山田(ソフトバンク)でそれぞれ1回を3者凡退に抑え、全イの3番手で登板した石田(楽天)も1回をピシャリ。さらに全ウの3番手では地元・清峰から日本文理大を経てドラフト1位でオリックスに入団した古川が登板、3連続三振の快投で、今村に“先輩の意地”を見せつけた。
 全ウは7回、堂林(広島)が左越えソロで1点、8回に吉田(中日)の中犠飛で1点をを加え、6―1とリードを広げた。
 全イは8回2死一、二塁から松井淳(ヤクルト)の遊撃内野安打の間に二走の斉藤(西武)が一気に生還し、1点を返し、9回には2死二塁から斉藤が右中間へ適時三塁打を放ったが、反撃もそこまでだった。

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2010年7月22日のニュース