松井秀 古巣相手に痛快な一発!守れば3割5分超

[ 2010年7月22日 08:56 ]

ヤンキース戦の6回、右越えに2ランを放つエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス6―10ヤンキース】新しくなったヤンキースタジアムでの初めての左翼守備が、打棒を目覚めさせたのか。エンゼルスの松井秀が今季初の2試合連続本塁打となる2ラン。3―6の6回無死二塁、右腕バスケスの内角高めの速球をたたくと打球は高く上がり、右翼席へ届いた。

 打線を活気づける一打に「ちょっと上がりすぎた感じだったが、ぎりぎり届いてくれた。うまく打てた」と納得の表情だった。古巣相手の2連戦で巻き返しへの手応えをつかんだ。
 左翼の守備でも4回にクッションボールを素早く処理するなど堅実だった。「守りで打席へのリズムをつくる」との言葉通り、これで守備に就いた16試合は打率3割5分1厘、5本塁打、21打点。昨オフ、ヤンキースから左翼を守れる可能性を否定されてチームを去っただけに、この日の一発は痛快だ。
 チームは終盤に突き放されて敗れたが、松井秀の復調はチームにとって大きい。22日からは地区首位のレンジャーズと4連戦。松井秀は「大事な試合になる。チーム状態は決して悪くないから、いい戦いができると思う」と話した。

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2010年7月22日のニュース